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設立3周年記念パーティーご報告

各支部のメンバー、遺品整理アドバイザーの方を含めて65名ほどの方にご参加いただき、おおいに盛況な会となりました。皆様、ありがとうございました。 出席いただいた中では、昨年から提携を進めている特定非営利活動法人グリーフケア支援協会の理事長にご出席いただき、生活総合サポートが当協会の遺品整理アドバイザーが取り扱いできるようになり、仕事の一環として取り組みができます。 大阪から駆けつけてくれたメンバー。大阪支部は年内発足を目指しています。 選挙中のご多忙な時に来ていただいた中央区議会員の海老原崇智氏、著者本「超孤独死社会」の著者でンフィクションライター・菅野久美子さんと様々な方が交流を深めていただきました。孤独死の反響が高く、講演会が続々と決まっているそうです。ご参加、ありがとうございました。 https://www.facebook.com/profile.php?id=100009203157062 一般社団法人シニアライフサポート協会より新たな提携のお話をいただくなど、つながり、広がりを感じる会となりました。当協会は新たな取り組みを進めるべく、協会活動を参加いただける方とタグを組んでいきたいと考えています。 コラボができそうかも!と思いましたら、まずはお会いできればと思います。お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ

各人のリレーションが繋がった情報交換会

支部が中心となり遺品整理アドバイザーを繋ぐ情報交換会を、中華料理店の円卓を囲みながら、和み感満載で開催された。会ではたくさんの意見と意欲に満ちた場となり、新たな取り組みが芽吹く可能性を秘めた場となる。 「まずアドバイザーとはなんなのか?」を共有する 協会が遺品整理アドバイザーを増やす目的は、一般の方へむけて生前整理、遺品整理のアドバイスやそれに付随して出てくる案件の示唆ができる方を増やすことです。 例えば、不動産業の方が家の売買の話のなかで、整理の相談をされたときに、アドバイスができたら、また信頼できる業者さんを紹介してくれたら依頼主の手間が減り、不動産屋さんは株が上がり、良いことばかりです。 このようにアドバイザーと認定された後はご自身の目的に合わせてご活用いただくものです。今回の情報交換会では、もっと仕事に結び付けたい! という強い期待が伝えられ、熱い意見が飛び交いました。 「セミナーをやるならうちの事務所のスペースお貸ししますよ」という申し出。NPOの代表として不用品を寄付する活動をしている方。ご自身が遺品整理の窓口となって活動していき、活動と協会をどう連携させられるか思案中の方と様々。 また、遺品整理業を20年、3万件以上を扱っている上東顧問に、直接お話も伺える貴重な機会となりました。上東顧問がどうして協会に携わるようになったのか。これからアドバイザーはどう社会に役立てるのか。遺品整理業の差別化をどこで図るか。など雑談の中で多くを学び得ました。 アドバイザー情報交換会は、これからも開催することが決定。また、今回は神奈川支部主催なので横浜でしたが、新宿支部や東京中央支部が開催する情報交換会にもアドバイザーは自由に参加ができます。情報交換会では参加シートに自分の目的や、知り合いたい業種を記入する欄があります。それにより本部のデータからマッチングする可能性が広がります。これは参加し、アクションを起こしたアドバイザーの特権です。協会の仕組みを上手に利用していただけるよう、支部はアドバイザーの支援し盛り上げていきます。取得したアドバイザーが情報交換できる場を継続できるようサポートしていきたいと思っています。 2019年3月11日 神奈川支部主催「遺品整理アドバイザー情報交換会」報告 遺品整理アドバイザー 柳生直亜

埼玉中央支部セミナー報告

専門家がアドバイスするリサイクルの実践方法 埼玉中央支部へ一歩会からの依頼を受け、遺品整理アドバイザーであり、出張リサイクルBECKSでリサイクル業をしている平野 力氏が、「断捨離勉強会 〜断捨離でお宝発見」というタイトルで3月3日に武蔵浦和コミュニティセンターでセミナーを開催した。 当日の参加者はほとんどが60歳以上の方、男女比率は半々で約20名の参加となった。講演内容は、断捨離についての考え方や実践方法、リサイクルとしてお金に変えられるのは、どのようなジャンルなのか? などといった内容の話をさえていただく。どなたも断捨離や片付けに関心のある方が、想像以上に多く、セミナー参加者からは、「ためになった」「勉強になりました」「今日から断捨離してみます」「今度、不用品回収お願いします」など好評価をいただき、皆さんのお役にたてたことが一番の喜びとなった。     埼玉中央支部:平野 力 リサイクル業をしている遺品整理アドバイザーから実践的な話をして欲しいなどの要望は協会までお気軽にお尋ねください。お役に立つ話がぎゅっと詰まったセミナーをご用意しています。

人生の転機、予兆(サイン)を見逃す人、つかむ人 顧問・上東 久祥

僕は仕事柄だが、人生の転機を迎えた人達を沢山見てきた。人生の転機をつかむ人と、つかめない人が直感的にわかるのである。なぜなら僕が遺品整理屋だから。 これまで、3万件近くの案件の相談にのり、導きだした法則でもある。その一部分を話そう。あなたは、魂の昇格ということ耳にしたことはあるだろうか? 魂の昇格のときに起こる事象がある。 身近なことで言えば、携帯が無くなる、財布を落とす、今までの人間関係が崩壊する、今までのコミュニティに物足りなさを感じる、同じ数字を最近良く見る。人間関係やコミュニティなどは強制リセットなどもあるだろう。強制リセットなどは、病気や怪我をする、事故をする、最近よく虫を見る。書き出したらきりがないが、これら基本的に、自分に良くないマイナスなことと捉えがちなことだ。 結婚、離婚、出産、入社に入学も。そして、身近な人の死だ。僕は、この時によく立ち会うのだ。魂の昇格は、今まで手にしていたものを手放さないと昇格できない。容赦なく、強行突破で突然やってくることもある。このときのあなたはショック! 立ち直れない程のダメージ。 しかし、僕たち人間は、生まれてから死に向かっている過程で、グズグズしてはいられないので、次のステップに進むために強制的に何者かにリセットさせられるのである。このリセットを受け入れ、乗り越えれば必ず、次に進むべき心の充足感に満たされる。 本題の人生の転機、予兆を見逃す人、つかむ人の違いである。 見逃す人の特徴は、起こった事象に何も考えずに、今までと変わらず、同じことをしようとする。しがみつこうとする。悲しさではなく、何時までも、なげく人。誰もが自分勝手だと怒り、自分は誰かの被害者だと泣いている人。 僕たち人間は感情の生き物で、そんな感情感覚にもなるだろうが、切り替えであり、考え方の方向転換が出来ない人は何時までも同じステージに居続けるか、ステージを落下していく。 身近な人が亡くなったとき。必ず、あなたに気づきを与え、あなたを信じて、この世を立ち去る。それに気づけた人たちが、人生の転機をつかむ人たちなんだ。凹むのも良い。しかし、必ず、その先に眩しすぎる光に包まれステージへ上がる。自分を信じて欲しい。

なぜ? 自分らしく生きる方が良いのか? 顧問:上東 久祥

僕は遺品整理屋だ。 「なぜ? 自分らしく生きる方が良いのか?」という問いに、結論を言えば、絶対に誰かと同じ人生は歩めないから。そして、飛躍するようだけど遺品整理を楽しくする方法でもあるのだ。 『事実は小説より奇なり』《Truth is stranger than fiction.》この言葉を耳にした人は多いだろう。これは、英国の詩人バイロンの言葉で、世の中の実際の出来事は虚構である。小説よりもかえって不思議である。という意味を持っている。 遺品整理というとなんだかネガティブと思う人が多く、ポジティブなイメージを持つ人は少ない。亡くなった人を想うと悲しかったり、片づけてみると大変でなかなか作業が進まない……こんな感じだ。 遺品整理の相談を受けて作業をするにあたり、毎回、ネガティブにとらえると、心身ともに疲れ果ててしまう。身体は疲れても、心を疲れさせてしまうと毎日が憂鬱になる。だから、心を穏やかに、平穏を保たせていたいと願う。反対に遺品整理をビジネスと割り切る勇気はない。 僕は遺品整理をしながら推理小説の作者ように楽しんでみるのだ。 亡くなった方の人生を片づけながら、足取りをたどり、一冊の小説を頭の中で書き上げる。最初に依頼者から生前どんな方だったかを聞く。片づけを開始して、依頼者から聞いていないことを発見すると嬉しくなる。また、依頼者から聞いた人物像と一致すれば、また嬉しい。こんなことを繰り返して行くと、だんだん亡くなった方の情報の点が結ばれ線になっていく。亡くなった方が生きていた証が膨大な情報として、部屋に残されているんだ。部屋はその人そのものだから。 作業が終わった頃には、一冊の小説が読み終わる感覚。そして、最後に僕のエピローグと解説で終わる。 こんな風に人は誰でも同じ人生はなく、色々な人生をたどる。同じ目鼻を持った同じ人間でも、一つも同じ人生が無いことに気づかされる。 そして、いつも不思議に思う。相談者と僕たちが一緒に遺品整理の片づけ作業をすれば、必ず、相談者の知らなかった亡くなった人の人生を垣間見ることになる。 もしも、今のあなたが自分は人と違うと違和感をもち、焦りを感じていたならば、気にすることは無い。人と同じ人生は何の意味もないし面白味もない。 どんなに頑張っても誰かと同じ人生は絶対に送れない。これ、遺品整理屋のデッカイ独り言。誰かと同じ人生が送れないなら、思いきって自分らしく生きた方が楽だと思うよ。これ、遺品整理屋からのアドバイス。

人の価値は所有物で決めている人達へ〜上東久祥

僕は整理屋だ。僕が呼ばれる家のほとんどがモノに溢れている。それは世俗的にいう裕福な家もそうでない家も同じだ。モノに支配されてしまったかのような家。そしてモノを持つことが人生の幸福度を図っているかのようだ。しかしね。僕を呼ぶような家は幸福とはかけ離れているんだ。家がモノで埋まっていて幸福なんてありえない。 人は幼い頃に何も持っていないことは、人生の上で成功していないという教えを受ける。幼少の頃は貧乏で欲しいものは手に入らず、青年期に頑張り成功を手に入れると言ったサクセスストリーだ。そもそも、貧乏と成功を結びつけること事態が間違えている。苦労や努力と貧乏は別物だ。 幼少の頃は、おもちゃなどをどれくらい持っているかに始まり、社会的価値(コミニティーでの優位)があるか、他者と比べた基準で自己評価をするようになる。 自己評価は所有物で評価され、自分の価値が所有物で測られ、それを持たない自分は社会順位の下と思ってしまうのである。そして、おとなになったあなたは、もう弾くことのないピアノ、縫うことのないミシン、使い切れない程のタッパに食器、2度と着ることのない着物に洋服。住むには大きすぎる不動産、老朽化した住まいを持ち続ける。 これはあなたが心も身体もモノに支配され、自分の価値も所有物に決められていると僕には見える。 資本主義優先で成り立ってきた日本。戦後なにもない時から消費することが美徳とされ、次から次へと新しいモノをシャワーのように浴び続けてきた日本人。 人の体と心の持ちようが長年の調査や研究で解明されてきている。自分の欲のままに行動する。食べたいモノを食べ、買いたいモノを買うといった直接的な欲求を満たすような満足度を得ても健康にプラスにならない。誰かのために役に立つ時の満足度は健康になることがわかってきているのだ。 僕はこの行き過ぎた消費社会で生きる事は不幸に思える。そして僕は所有物が多い人ほど不憫に思う。多くの人は、所有権や所有物をお金で手に入れていると錯覚している。モノをお金で買って、手に入れていると単純な思考を優先させていないだろうか? あなたは、命と言う自分の時間、もしくは配偶者の時間を削り犠牲にした時間で得たお金で何かを買っているんだ。モノは手に入れたらそこで満足せずに次の消費するモノを探す。 僕が遺品整理で見てきた世界の教訓は、「モノを得る事は何か失いうと共にトラブルや苦労がともなう。モノを失い片づける時はトラブルを引き起こす」ということだ。今からでも遅くはない、まず部屋の片づけ整理から始めること。片づけ終わった時には素の自分を発見し、自分のありかたを見つけ、自分に満足するだろう。僕はそんな人達をたくさん見てきた。 僕は整理屋、一人が大変ならお手伝いをしよう。今まで大切にしてきたモノを手放せるよう、次の世代に引き渡すお手伝いをしていきたい。

〜悲しみを分かち合う専門家と一緒に〜遺品整理の現場から

    佐藤さん(仮名)女性54歳 8年間、両親を介護。3ヶ月前に両親が立て続けに死去する 毎日の介護で追われる毎日で部屋の片づけ掃除まで手が回らず、部屋の状態は荒れるがままになっていた。 両親が亡くなり、喪失感を持ちながらも同時に安堵感が混同する気持ちの状態。しかし、安堵感は罪悪感をも絡まってくる。産みの親、育ての親が死去したのに安堵感を持つ自分はいけない人間だと自分を追い詰める精神状態となる。 両親が死去したのち、部屋の状態を改善しようと思うのだが、思考は停止、感情は不安定、身体がいうことを聞かず動かない。部屋の状態は悪化の一途を辿る。もはや部屋の衛生状態は最悪だった。妹を心配した姉から僕への相談がきた。 僕は(一社)日本遺品整理協会の遺品整理アドバイザーに同行を依頼した。悲しみを分かち合ってくれる専門家であり、遺品整理アドバイザー受講生にたいしてグリーフ(喪失悲嘆)について専門的知識を教授する安諸あや氏を紹介いただいた。 作業が始まった。遺品整理アドバイザー・安諸先生は、作業の始まる前のセッションを依頼者にしなかった。僕に通常通り作業を始めるよう指示がでた。安諸先生は僕たちと同じく片づけの一人として行動する。 少しずつ、依頼者のペースに合わせて作業を進めて行くと、突然、相談者がしゃがみこみ涙を流しはじめた。そこで作業は中断。その時、ゆっくりと落ち着いた佇まいで、安諸先生が依頼者の横にしゃがみ、ただ頷き、依頼者の背中をさする行動に出ていた。 安諸先生は、相談者の気持ちを共感するように優しい言葉をかけていた。その言葉は励ますではなく、やさしく、いいんだよ。それで、いいんだよと言う。その後、依頼者は、心の落ち着きを取り戻し、作業が再開された。作業の時間の中で、心の変化とともに表情も変化していく。最後は依頼者が一番すがすがしい表情に変わっていた。 安諸先生から後日に何故、ディスカッションをしなかったのか? を話していただいた 佐藤さんの状態が普通の時に、安諸先生の存在はなんの意味も無く、むしろ、あなたは普通じゃないと伝えてしまう。安諸先生の存在で佐藤さんは病気だというようなことになるのだという。 多くの人たちは、自分は病気だ、病気ではないだろうかと思い専門家の所や病医院に診察にいく。けれど、悲しみの問題、感情は、病気だと認識されずに 佐藤さん自身が取り残されて行く。感情の症状は外科のような激痛があるわけではなく見過ごしやすくなる。だから、症状が出た時にそっと寄り添って共感する。精神論で解決できるほど、人は単純ではないし感情の深さも人それぞれ違う。 今回の案件で臨機応変に対応し、最大限相談者に配慮をしてくださったという事実だ。あなたのお願いする遺品整理屋さんはどうですか? 片づけと整理だけを進めて行く業者ではないことを祈っている。  

認知症になる前に準備を!家族の幸せのために 神奈川支部 Y.NAO

何も無ければ無い方がいい。あるならたくさんあれば良い。始めて聞いた時にはピンとこなかった。認知症の祖父母は、何の準備もしてなく、娘である母が1人で取り組み始めた。私の祖父母が認知症なり、介護の母が2人の経済を見た時。家族関係が壊れていった。そして「あ!この事か!」と思い知った。 先に祖父母と母の関係について話しておきたい。祖母は後妻で、母と叔父は前妻の子供。産みの親は派手な人で、祖父と弟の世話はわずか小学生だった母がこなしていた。そのうち産みの母は蒸発、後妻に祖母が来た。祖父は祖母の一目惚れ、仲睦まじく2人の生活がスタートした。祖父母に子どもたちは付かず離れずの距離、口出ししないことでうまくいっていた。 祖母の酢の物の味が変わった事に気付いた時期を皮切りに祖母の行動や発言がどんどんおかしくなった。愛する祖母の変貌に祖父はパニックに。何も迷惑は掛けないと言っていた祖父だったが借金は無い程度。母はすぐに介護サービスの手続きをとり、仕事の更新を止め、自宅から片道一時間の距離にある介護の学校に通う事を決意した。父はどうして何もしてないの? というモヤモヤを抱えたまま介護が始まった。 介護を始めて優しい祖母のためにと頑張っていた母の意識がどんどん変わっていく。決定的なのは2人の財政状況を知った時だった。母の中で優しい祖母からしたたかな祖母に。頑固な祖父から情けない祖父にと見る目が変わっていった。 母自身が昔からもっていたモヤモヤした孤独感が溢れだした。子供の頃から祖父の可愛がっていた長男。次は長男の女房、いつも私は最後。祖父母の介護をしていると2人の力関係が浮き彫りになり、子どもとしての母と女としての祖母が祖父を挟む形となり、関係が日々悪化していった。 祖父の口座から専業主婦だった祖母がせっせと移していたお金は祖父の預金はそんなに変わらないという。母と祖母は養子縁組の届けておらず、祖母の預金に手をつけられない状況にある。 子供だというだけで祖父母の面倒がのしかかる母はすでに介護に疲れ果てていたのだろう。いまは一年前と違い、諦めに似た静かな気持ちで介護をしている。もしも二人が生前整理をしていたら、もっと気持よくエンディングを送らせたのではないか。いつまでも仲睦まじい2人だったね。で終わったはずだ。母の人生も祖父母の人生も今より美しかったのではないかと……。 家族だからこそ触れたくない部分があり、知らなくて良いことがある。自分が生前整理を怠ったことで家族に要らぬ感情や揉め事を残すことを知って欲しい。 家族の幸せのために、出来ることを! いつかではなく、今がその時だ。 遺品整理アドバイザーを取得して、さらにその気持ちが強まった。

「家(物件)から出ていってください」と言わない不動産屋Hさん

遺品整理の現場から 〜不動産屋編〜 人は遺品というモノを残し、想い出として繋げていける。そして、その想い出を味わう時間を生きている僕たちに残してくれている。時に想い出が辛く、悲しく感じることもあるかもしれない。でも、遺品が亡き人を身近に感じさせてくれる。だからこそ、あなたの納得いく整理をして欲しいと、僕はいつも願っている。 僕は、依頼者から色々な話を聞き、相談を受けることがある。それは、遺品整理以外のことで不動産、骨董、古本、リサイクル等々と言い切れないほど。そして質問を受けることも多い。 「どうすれば最善ですか?」「皆はどうされていますか?」僕の経験値で良いので教えてくださいと相談される。何故、僕に相談するのかというと参考にしたいのだ。専門の方に聞くと答えを選べなくなるという不安を抱えるからだ。 これから僕が想い出に残る遺品整理の話をしよう。そして、この物語は必ず専門業者と共に遺品整理を解決し円満になった話だ。あなたにとって最善を尽くしてくれる業者選びの基準になると思う。 「家(物件)から出ていってください」と言わない不動産屋・Hさん これから、夏に向かう前の梅雨の時期の依頼だった。不動産屋のHさんから僕の携帯に連絡が入った。一件、売買が成立した。〇月〇日退去予定なので、それ以降でお部屋の中の残置物の整理をお願いしたいという内容だった。詳細は、二人暮らし息子と母。暮らしていた家で、お母さんが亡くなり、無職の息子は一軒家が維持できなく、競売に、家を出なければいけなくなっていた。その息子さんは、もう家には居ないはずだった。 作業日も決まり、僕はHさんから鍵を預かり、現場に到着。僕が鍵を開けると……、慌てた様子の居るはずがない息子が出てきたのである。僕がビックリして「どうしました?」と聞くと、お母さんの遺品整理も自分の引っ越しも出来ていないという。 一般的な不動産売買の場合は引渡し(決済日)までに引越しをしなければならない。通常、引渡しの2日前ぐらいまでには引越しするパターンが多い。この息子さんはグリーフ(大切な人を失ったときに起こる身体上・精神上の変化)状態になり引越しが出来ていなかったのだ。 僕は、あまりのことに思わず笑みが溢れてしまった。まずは状況説明も含めHさんに連絡、すぐに現場に駆けつけてくれた。 普通この状況下で、不動産屋さんは息子さんに対して、「困りますよ、息子さん。売買も成立しているし出ていって貰わないと強制的に動きますよ!」と威圧的にことが進んで行くのが通例。しかし、Hさんは、息子さんに優しく「どうしましたか?」から始まり、息子さんの話を最後まで聞いていた。そして、息子さんが持つ、わだかまりをHさんが率先して解決して行くという前代未聞の展開となった。 息子さんは、生活保護を受けるための手配はしていない。引っ越しの荷造りもしていない。運搬の手配もしていない。要するに何もしていないのである。一つだけ息子さんがしていたのは、引っ越し先の物件の契約だけ。もちろんこれも事前に、Hさんが手配していたのだろう。 Hさんは生活保護の申請書類をまとめ。遺品整理や箱詰め作業も腕まくりで応戦。息子さんの愚痴も言わず、威圧的な対応もなく。僕に息子さんの代わりに頭を下げて、全てをまとめあげた。僕の正直な感想は、大変なことや予定通り行かない作業でも、このHさんの依頼ならば、気持ちよく仕事できると確信した。 残念や後悔や恨みの無い形での整理が進んだ。何故なら、僕が息子さんの新居に運搬をして、最後帰るときに、息子さんは涙を滲ませて、Hさんに対してのお礼を言いながら難度も頭を下げていたから。多くの業者は、こう言う。「御客様には、ありがとう」という気持ちを忘れるなと。しかし、その陰では、利益を優先させ、人の心を置き去りにして、数字を追いかている。誰とご縁があるのか? 最後の分かれ道と思う。 遺品整理アドバイザーの不動産屋Hさんはこちら http://www.e-improve.co.jp

私が遺品整理アドバイザーになった理由 松井 麻津

私は前職にて4年、女性専用の体操教室でシニアの方と触れ合っていたにも関わらず、人様の死に直面したことはありませんでした。しかし、祖母がなくなり、祖父が後を追うように亡くなった時に初めて、人の死を自分の身近なこととして感じたのです。それまでいかに健康で人生を全うするか!そのサポートをしてきていながら、死後の事を全く理解していませんでした。 2人の愛の巣には、大量に物が溢れていました。私の祖父母は互いに認知が進んでいました。他人が入ることは難しい程とても仲睦まじい2人でした。 ある日の夜中、祖母が心臓麻痺で電気カーペットの上で倒れて亡くなりました。祖父が、祖母が亡くなった事に気付いたのはその翌日の夕方でした。共に暮らしていながら、半日以上も気付かれず電気カーペットの遺体は腐敗が進みました。そんな事があった自宅でも、祖父は離れる事はしませんでした。亡くなった祖母の体液が残ったままでも…。 更に、生きがいを無くした祖父の認知はドンドン進み10ヶ月後を追うように亡くなりました。2人のいなくなった空き家をそのままにする訳にもいかず、2週間で退室がきまりました。 完璧に綺麗にするまでに4日以上。その間、軽トラックに何十個もの衣服やバックなどの装飾品を詰め込む作業の繰り返し…。どれにどんな想い出があったのか、後になってはわかりません。ただ、数枚の写真だけ形見として持って帰り田舎を離れました。大好きだった2人が残してくれた物に、価値がまったくつけられなかったんです。物があり過ぎて、記憶の中に残っていたピアスもリップも見つけられませんでした。それがとても悲しかった。物なんて価値を見出す人がいなかったら意味の無いものなんだって気付いたんです。 そこからストレス発散で物欲を満たす事はやめました。価値あるものだけ、受け継げるものだけを持とう。物は少なくていい。それでも昔から溜め込んだものはまだまだ減りません。 改めて、どれだけ無駄な買溜めをしていたのかと痛感しています。人はいつ死がやってくるかわからない。だからこそ、残された人の気持ちを考えてあげなきゃいけない。そう強く学びました。遺品にしても、財産にしても。私はこれからも価値あるものを遺していける人になります。そして、遺品整理、生前整理の必要性を少しでも多くの方に伝えていくことを選びました。

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