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何だか怖そうなタイトルでインパクトがありますよね。
内容は、頷けることばかり、あなた自身にも当てはまるはず。

日常で、誰もが抱える問題でありながら、何となく解決策も見つからず、
時間ばかり過ぎていく又、日常の忙しさから目をそらしがちなことを取り上げている。

僕たち人が、何とかしたい、何とかしようと解決策を見つけようとしても
見つからない事を読む人の視点で解決に導いてくれる。

ちなみに、「何とかする」とは何とか出来なく解決策の無い人が発する言葉の代表でもある(笑)。

孤立、無縁、放置、親を捨てたい、子を見限る。
現代人のあなたが、未来を歩く道のりで、日を追うごとに孤独、孤立していく社会。

コロナ時代に、新しい生活習慣が浸透すれば、これもまた孤立、孤独に繋がっていく、
テレワークが浸透すれば、肥満に、成人病にもなりやすく、人とのコミュニケーションがリアルに減れば、孤立、孤独もちらつく。

戦後、高度成長期に集団就職が推奨され家族を離れ遠く疎遠になっていく人々。
バブル崩壊、リーマンショックによる会社の在り方が変わり、

会社が社員の家族を支える時代も終わり、嫁姑問題は解決しても夫婦の問題、子供との関係が崩壊していく。

コミュニケーション能力の高い人間が強者になり、
コミュニケーション能力が苦手な人たちが社会的弱者に変わり、
それでも懸命に、この歪んだ社会の渦に入り、支えようとしている現実。

人の命が次世代に繋がっていかない日本のサイクルをどう考えるか?
僕が長年、遺品整理、特殊清掃をしてきて、あなたの部屋を見れば孤立していく未来も予想できる。

沢山の人達の中にいるのに孤独を感じる人
そもそも、疎外されて孤独を感じる人
自分だけが置いてけぼりを感じて孤独な人

そんな人達の部屋を片付け清掃する毎日にもうウンザリだと感じていた僕に、
この本の著者である菅野 久美子さんが現れ出会い、少しだけ僕の心は救われた。

何故かは、この本が答えを出している。
僕の知らなかった人達や業種の人達も共に戦っていたからだ。
社会に揉まれ、弾き出された犠牲者。
懸命に豊かな暮らし、安心できる生活を夢見た人たちが挫折した。
人生を追いかけルポした菅野久美子氏の何故?
知りたいという情熱!

日本が大きく変わる節目と死者に立ち向かい寄り添い向き合う人達の物語は実に説得力があり、
のめり込み時間を忘れて読み込んでしまう。

長年この仕事に携わってきた1業者として是非、お勧めする良本だ。

出典:『あなたとわたしへ』上東 丙唆祥ブログより